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内視鏡検査の流れと所要時間は?予約から結果説明までの全工程

内視鏡検査は「受ける」と決めたものの、実際にどう進行するのか分からず不安に感じる方も少なくありません。特に検査当日の動きや時間の見通しがないと、スケジュール調整にも困るものです。ここでは、検査の全体の流れと所要時間について前日から結果説明までを解説します。

検査前日から当日の受付まで

内視鏡検査の準備は前日から始まります。胃カメラであれば、夕食は軽めに済ませ、夜8時以降は飲食を控えるように指示されるのが一般的です。水分補給は透明な飲料であれば問題ない場合が多く、服薬の可否は医師の指示に従います。当日は予約時間より早めに到着し、受付・問診票の記入後、医師との確認を経て検査へ進みます。

検査の流れと所要時間の目安

検査前には麻酔や鎮静剤が使われることがあります。胃カメラは10〜15分、大腸カメラは20〜30分程度かかるのが一般的です。内視鏡を挿入して臓器を観察し、必要に応じて組織を採取することもあります。鎮静下では検査中の不快感が少なく、意識がぼんやりしている間に終了するケースが多くなっています。

検査後の流れと結果の受け取り

検査終了後は、鎮静剤を使った場合には回復室で休み、意識がはっきりしてから結果説明を受けます。生検を行った場合は後日説明されることもあります。検査全体の所要時間は、受付から退出までおよそ1時間〜1時間半が目安ですが、混雑や検査の内容によって変動します。